先日ついに念願のグリーンカード(永住権)を取得しました!これで本格的にアメリカで仕事が出来るというか、やっとスタートラインに立つのを認めてもらったかんじです。 大学院を卒業してから一年間は滞在を許されるのですが、普通はその後 Oビザと呼ばれる芸術関係者用のビザを取って三年間滞在猶予をもらってその間に仕事してまた三年間更新して、という忍耐とお金のかかる作業を繰り返すのですが、移民弁護士に相談したら直接永住権を申請しようと言われ、最初はそれは無茶だろうと半信半疑だったのですが(永住権の方が倍近く弁護士費用がかかるので)とりあえずそれでダメでもすぐにO-ビザの申請に切り替えればいい、と言われて申請しました。 ところがこの申請の為の書類作りが非常にめんどくさく、去年の10月くらいから少しずつやり始め結局提出したのは3月なので結局半年も書類作りに時間をかけました。ロスでアシスタントをしてくれている鈴木さんと、日本でアシスタントをしている堀内さんには非常にお世話になりこの場を借りて感謝したいと思います。どうもありがとうございました。 グリーンカードも通常取得には10年くらいかかるのですが、EB-1という「Alien with Extraordinary Ability (非凡な技能を持った外国人)」用の第一優先特別枠があるのですが、これに応募した結果、2ヶ月で申請が許可が降りてしまいました。誕生日と許可日が重なり合衆国から誕生日プレゼントをもらった気分です。 アメリカに来てから8年間の間に出した汗と涙の結晶なだけに、移民局からの手紙に「Welcome to the United States」と書いてあるのを読んだときの感動はひとしおです。つーかもう八年もいるんだけど、とオバマさんに突っ込みいれるのもどうでも良くなってしまったくらいです。 今回こうして永住権を取れたのも今まで撮ってきた作品の御陰で、その作品が撮れたのも皆様の甚大な協力とサポートの御陰に他ならないです。今まで本当にありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願いします。
Before you read this I must warn you that it’s pretty cheezy and cliche! At a wonderful surprise-birthday party last night, I made a pretty bad speech since I was too surprised to say anything. So this is my second take on the speech to describe exactly how I felt after 27 years of my […]
ワールドカップが世界に与える影響がとんでもないのは周知の事実だ。ナイキがそれにどれだけ関わっているのかということは計り知れない。 ナイキのCMの格好良さは昔から半端じゃなかった。僕も高校時代ナイキのバスケのCMを録画して何回見たかわからない。 そしてこのCM. 世界一でかいスポーツイベントに相応しい世界一かっこいいCMになっていると思う。 なによりこれがどれだけすごい技術の映像かということは筆舌に尽くし難い。映像を学んでるからこそなおさら分かるこのすごさ。 NIKE \”Write The Future\” いつかナイキのCMを監督したいっす。
今月僕は、ビーガンだ。 ベジタリアンという言葉は結構知られているのだが、実際に日本で菜食主義の人は見た事がないので一応説明しておく。 基本的にはベジタリアンとは、肉と魚を全く食べない人達である。それは健康のためもあるし動物愛護のためでもある。最近はやっているコーヴという映画のせいか、ベジタリアンになって来ている人が増えて来ている。インドではベジタリアンが非常に多い。肉や魚を食べないといっても、豚骨や鰹でだしをとったスープもダメなので、日本での外食は非常に難しい。しかし乳製品、つまりチーズや牛乳や卵は食べれる。チョコやお菓子を食べてもいいわけだから、ベジタリアンといっても一概に激やせしているわけではない。日本人の方が全然やせている。 肉、魚、そして乳製品すらを食べない人達をビーガン(Vegan)と呼ぶ。メインディッシュのほとんどのものはもちろん、ケーキや、ミルクチョコ、バターすら食べないのである。食生活は結構限られてくるが、ある理由で今月一ヶ月は僕もビーガンになることにした。肉や魚は大好きだが、もともと僕は肉食系の人間ではないため、やってみると結構辛くない。一生ビーガンでいるつもりはさらさらないが、一年に一ヶ月くらいビーガンになってもいいな、とは思う。唯一困る事は、仕事やディナーパーティーでの食事で食べれるものがあまりないということくらいである。 というわけで、今月はほとんど外食をせず家で自炊している。もとから外食はあまりしていなかったが、さすがにサラダを食べる為に外で外食するのもバカらしいのでほぼ毎食自炊だ。何を食べているのかというと、キムチ、米、パスタ、トマト、サラダ、アボカド、納豆、麦パン、うどん、そば、がメインだ。特にキムチ納豆パスタは今回新発見した料理だが、非常に美味しい。自分で作っておいて言うのもなんだが、味に五月蝿い僕も舌を巻く程のおいしさで、15分でできてしまう手軽さも魅力だ。 キムチー韓国料理ー韓国映画とつなげるのは、大分無理矢理かもしれないが、昨晩、「Mother (母なる証明)」という映画を見た。「グレムル」というとんでもなくおもしろいモンスター映画や「殺人の記憶」という映画史に残るであろうサスペンスを撮ったポン・ジュノ監督の最新作だ。僕は批評家ではないので映画の評論を書くのは好きではないし、これから見る人の為にも内容については書きたくないのだが、この監督が僕に与えた影響は非常に大きい。映画を含むアートの醍醐味の一つとして、「外の世界を全く忘れて没頭出来る」ということがあげられると思うが、この映画の場合冒頭から僕はもう映画に引きずり込まれて、あとはあり地獄に落ちていくかの用にポン監督の術中に心地よくハマっていった。主役のウォンビンは、僕の中でアジア人俳優の中で格好良さトップ5に入る俳優だが彼の演技も素晴らしかった。この監督はヒッチコックと比較されることも多々あるが、彼の感情描写の繊細さ、生々しさ、そして大胆さは筆舌には尽くし難いものがある。映画を見てる最中、僕はこんな映画は一生作れないんだろうと思ってしまった。もちろん僕と作るジャンルは全く違うが、彼のカメラ位置とレンズの選択によるサスペンスの盛り上げ方、役者の表情の捉え方は学ぶ事だらけである。 というわけで、ポン監督にあらためて恋に落ちた。今年韓国に行く機会があればどうやっても挨拶しに行きたい。ちなみにこの映画は結構グロいので、一般受けするものではないということは、あしからず。一見の価値はあります。
パリの某マクドナルドにて。 一時間くらいこれを思い出して笑いました。 外国にある日本のものに出会うと妙におもしろいっすよね。 きっと亀とか漢字が書けなかったんだろうなあ、と。
ロスで活躍する日本人男子を気分的な頻度で紹介することにしました。 第一弾は、監督/俳優で北村昭博さんです。 高知出身の彼は、渡米後監督と俳優で大活躍中。ハリウッドで人気急上昇中の若手俳優さんの中でも群を抜いて突っ走っている感じです。 日本でも人気のドラマ「HEROES/ヒーローズ シーズン4」に有名俳優マシ・オカさんの同僚役で出演していて、監督された長編映画も劇場公開され、DVDにもなっています。 友人でもあり大先輩でもある北村さんですが、一度Japan Film Society というロスにある日本映画団体のコマーシャルを監督した時に俳優として出演していただいたのですが、存在感ももちろんの事、根性が違うなあと感心させられました。夢に向かって邁進してる彼の姿を見ると非常に刺激になります。 そんな彼の出演最新作「Human Centipede」の劇場公開初夜に行ってきましたが、正直今年見た映画の中で一番印象に残る作品だったと思います。基本的にどんなグロいものでも結構平気なほうなのですが、この手のグロさ(見ればわかりますが)には弱く、衝撃的な映像の連続でした。一生に一度見てみる価値はあると思いますが、想像もした事がないシチュエーションが暫く頭を離れないことは間違いないです。日本での劇場公開は実現するかどうかはわかりませんが、もし機会がある方はご覧になっていただければと思います。内容的に正直女性にはお勧めできませんが、北村さんの肉体美とこの役を受けた根性、なにより真摯な演技には純粋に感動しました。 Human Centipede (人間ムカデ)予告編はこちら ブログやツイッターなどもやっているし、だいぶ面白い人なのでぜひ応援して下さい。 http://ameblo.jp/akihiro-kitamura/
短編映画「井の中の蛙」が完成しました。 2010年6月ショートショートフィルムフェスティバルで公開されます。 June 11th Fri 表参道ヒルズスペースオー 13:30 – 15:20 June 15th Tue ブリリア ショートショート シアター 12:50 – 14:40 June 20th Sun ラフォーレミュージアム原宿 13:20 – 15:10 ぜひ来て下さい。 予告編はこちら: 井の中の蛙 全米映画情報サイト:IMDB フェースブック:FACEBOOK ショートショートオフィシャルサイト: 旅シヨーット部門
ロスは今朝の5時半ですが、焦燥感で眠れる気配がしないので日記を書きます。別にミーハーというわけではないのですが、この夜はあまりに現実離れしていたという事と色々と沈思黙考することがあったので、書きます。 写真の方はゴーストドッグやパニックルームでお馴染みのアカデミー賞俳優のフォレスト・ウィトカーさんです。アメリカのドラマ「ロスト」の俳優ジョッシュ・ハローウェーさん、硫黄島からの手紙などに出演しロスで活動している英二郎さんや、他にも日本ではあまり知られてない業界の有名人の方がいてなんだか緊張しました。 そして去年夏に通訳として参加した「インセプション」でお会いしたレオナルド・デカプリオさんも来ていたわけです。(さんづけすると妙におかしいのですが)もちろん僕なんかは知人というレベルではないのですが、挨拶したら成田に迎えに行った事を覚えていれくれて握手の手を差し伸べてくれた時にはちびりそうでした。アメリカにいると毎日人と握手してますが、握手も千差万別で人柄がでるわけです。彼はすごい柔らかい握手をするなあというのがチビリそうになりながら思った事でした。その後インセプションの撮影について少し語って彼は席に戻っていきました。 (別に踊れもしないのにアホ丸出しで踊っている写真) その夜の帰り道には色々と考えさせられました。有名人は普通の人の約1000倍の人と出会うそうです。彼らぐらいの有名人になるともっとたくさんの人と会う機会があると思います。実際スピルバーグを見た事がある、仕事をした事があるという人は世界中にゴロゴロいますが、それは彼らの仕事が規模的にとてつもなく大きなものだからです。いくら運良く三次元的な距離が近くなったとしても、僕と彼らとの映画界での距離は冥王星くらいまでの距離があるということに嫌でも気づかされた夜でした。 たとえ話をすると、日本にいるときに僕はバスケ部いました。(しかもゴール下すら入らないヘタクソ。)それでもNBAに憧れ、マイケルジョーダンやコービーブライアントがダンクしてるのを深夜テレビで見ていました。それがアメリカに来て実際にレーカーズの試合のチケットを買えて生で見れるようにはなったけど、同じコートで戦うどころかベンチにも入っていない状況で、僕がバスケがうまくなったわけでは全くないわけです。アメリカに来て彼らと一緒の空気を吸ったからいい映画を作れる、と勘違いしてはいけないという事を再確認できた気がします。特に最近キャスト、クルー、タイミングそしてサポートしてくれる友人に恵まれて運良く賞をいただいた機会が何度かありましたが、それはあくまでリトルリーグの話でこれから二軍でも三軍でも同じリーグに入るまでには今まで以上に磨いていかなければいけないと実感しました。 自分を卑下するつもりもないし過大評価はなおさらするつもりはありませんが、それでもいい方向で少しずつ前に向かって進んでいる手応えはあります。正しい方向に進んでさえいればどんなに遠く離れていてもいつかは辿り着ける気がしてならない夜でした。というわけで、闘志は太陽のごとく煮えたぎっているわけですが、焦燥感で身を焦がす前に寝ます。おやすみなさいまし。
これは前から書きたかった日記なのですが、やっと一息ついたので書きます。 先日、ビバリーヒルズのホテルで開かれELEW(エルー)というものすごいピアニストのプライベートコンサートに行かせていただきました。「アフロ侍」というアニメのプロデューサの好意で招待されたのですが、今まで行ったコンサートの中でトップ5に入るくらいの素晴らしいものでした。こんな風にピアノを弾く人は見た事がないと上に、そのパワフルな音色に終始圧倒されていました。オバマ大統領の前でも弾いた事がある彼のジャズロックピアノは死ぬ前に一度は聞いてみるべきだと思います。 何がすごいってこの人立ちっぱなしピアノを弾くんです。マジでびびった。しかも鍵盤以外にもピアノ線を使って曲を奏でる創造性といったらそれはもう筆舌に尽くし難いものがありました。極め付きは彼のコスチューム。ガントレットをマジで着けている人は、初めて見ました。(FFシリーズに出て来れます。) これは彼のウェブサイトなのでぜひ見て下さい。こちらは、Youtubeのサイトです:ELEW 彼のファンは、下は僕のような下々の人から上は超A級セレブまで様々なファン層です。この夜も何人かセレブが来ていました。これについてはパート2で書かせていただきます。 彼の演奏を生で聞いてたら、色々とアイディアが湧き水のごとく溢れ出し、目頭がジューっと熱くなりました。 いつか日本公演を実現しないかなあ。 続く
一週間に二回書くつもりが忙しさで二週間に一回に、、、書きたいことはたくさんあるのですが、一度さぼると癖になりますね。 実は先週の金曜日、USCから卒業生優秀賞をいただきました。アジア系の卒業生を対象にしたものなのですが、リーダーシップ賞、功労賞、貢献賞、若年卒業生優秀賞と4つありまして、そのうちの最後のやつをいただいてしまいました。毎年3000人のアジア人とアジア系アメリカ人がUSCを卒業するのですが、僕の部門はその中で30歳未満の生徒、約2万人の中から選ばれたそうなのですが、身に覚えが全くない光栄な賞で他にもっと優秀な候補を知っているだけに非常に恐縮ですが、勿論喜んでいただいてきました。アジア系アメリカ人社会では超高名な他の三人の受賞者は以下の通りです。 リーダーシップアワード アイリーン ヒラノ イノウエ 70年卒業 日系アメリカ人博物館創立者 現日米友好協議会 会長 功労賞 ジョイスケナード カルフォルニア最高裁判所 裁判官 貢献賞 クリスティーン リー 韓国人協議会 代表取締役 若年卒業生優秀賞 小生 総領事、上院議員を含むたくさんの著名人のいる中でのスピーチは非常に緊張しましたが、たどたどしい英語で七転八倒してきました。かれこれ七年もこっちにいるのでもう少し英語をしゃべれる様になれてもいいかなと思いますが、最近スピーチで笑いをとれる様になったのが地味に嬉しかったりします。 今回受賞できたのも、ラッキーロータスやハーフケニスを始めとする映画の成功かららしいのですが、映画が出来たのも一重に日本の皆様の暖かいご支援の御陰に他なりません。今まで本当にありがとうございます。今後も更なる精進を重ねていい作品を監督していきますので、ご声援の方どうぞ宜しくお願いします。 字が汚いのが今になって命取りに、、、誰か日本語で名前の書き方教えて下さい。
June 6, 2010